感染予防には免疫アップしかない! 免疫が下がるタイプ別、原因と免疫アップ法。

日本国内でジワジワ感染が広がっている
新型コロナウイルス肺炎。
マスクをしていても、
手洗い・消毒をしていても
うつる人はうつっている。
一方、その場に居合わせても、
感染しない人もいる。
その違いは、免疫力です。
東洋医学では
「気」が免疫の働きがあるとされています。
「気」は
元々たくさん持っている体質の人もいれば
生まれつき、気が少なく、
病気がちな人もいます。
生まれつきの「気」を
「先天の気」と言います。
ですが、また「気」は
毎日食べ物から補う必要があります。
こちらが「後天の気」。
両方合わせて
病気から体を守ってくれるのです。
西洋医学では
免疫は、白血球やマクロファージなどの
免疫細胞が担っています。
もちろんこれらの細胞も
日々、食べ物を吸収した栄養から新しく作られ
古いものや役割を果たしたものは
死んでいくのです。
そう考えると
きちんと食べることが
いかに大切かがわかりますね!!
以下、タイプ別に
免疫アップの方法をみていきましょう!
目次
必要な栄養がしっかり摂れていないタイプ
新しい免疫細胞を作るのには
材料とエネルギーが必要です。
材料とは、タンパク質。
これがアミノ酸まで分解されて吸収され
また体の中で組み立てられます。
そのためにはエネルギー(炭水化物)も必要ですし
体内の反応をスムーズに行うために
微量でいいんですが
各種ビタミン・ミネラルが必要です。
ここで大切なことは
アミノ酸もビタミン・ミネラルも
いろいろな種類、すべてがそろっている必要がある、
ということです。
一つの栄養素が足りないだけでも
反応は滞ってしまいます。
しっかりと炭水化物(米・パンなど主食)を摂り
タンパク質(肉・魚・卵・大豆)や
ビタミン・ミネラル(野菜・果物)は
なるべくいろいろな食材から摂るようにしましょう。
栄養を摂っても、吸収されにくいタイプ
いくらバランスよく食事をしていても
あまり吸収されなかったら
意味がありませんね。
体内を栄養が素通りしていってしまいます。
最近、こういうタイプが増えています。
食べるとすぐ下痢をする
下痢と便秘を繰り返す
食べているんだけど太れない
そもそもたくさん食べられない
東洋医学では
「気虚」と言って
気が足りないタイプです。
こういうタイプの人は
まずはきちんと吸収できる胃腸を作らなくてはなりません。
なるべく消化がよく滋養がある食べ物がおすすめです。
卵・りんご・山芋・米などですね。
油が多いもの・刺激の強いものは避けてください。
漢方薬もおすすめです。
体質・症状によっておすすめするものが違いますので
必ずご相談ください。
ストレスで免疫が落ちているタイプ
ストレスがあまりに大きいと自律神経が乱れ、
自律神経が乱れると免疫も下がります。
東洋医学では「気滞」と言って
気の巡りが悪い状態です。
ストレスというのは
大きく、環境の変化、という意味で
結婚・昇進・進学・出産 など
おめでたいことも含まれます。
体内のホルモンが変わる
更年期や思春期もそうですね。
あと、仕事が忙しい
睡眠時間が短い
しっかり栄養を摂れていない
などもストレスです。
働き盛りの20代が
仕事が忙しすぎて免疫が落ち
帯状疱疹になってしまう、
ということもよくありますよ。
とは言え
ストレスはすべて悪、というわけではないし
そもそもストレスをすべてなくすなんてことが
できるわけがありません。
ある程度のストレスに耐えられる
ストレスに強い体を作っていきたいですね。
気滞におすすめなのは
三つ葉・紫蘇・セリなど
匂いが強い食材や薬味と柑橘類です。
漢方薬も症状に合わせて
いろいろなものがありますよ。
ご相談ください。
シェアする